2ntブログ
情報の真偽は自己責任☆
2007年08月06日 (月)
【一番近い他人は、自分ですよ。
 自分が自分を一番分ってるなんて思うのはタダの自惚れです】



やりたいことが全く出来ない。

やりたいのに全然出来ない。

やろうと思えば、簡単なのに。

いざやろうとしたら、動かない。

描けない、

言えない、

書けない、

ヤれない。



――全然、動かない。




頭の中じゃ、起承転結etc。
登場キャラに、世界観、台詞に立ち絵にCG、BGM。
外伝やら続編やら、何でも出来てるのに。
見た瞬間に結果も方法も全て分ってるのに。


実際にアウトプットしてみると、しょぼい。

遅い。時間が掛かる。

無駄にかかるし、かむし、ムラになる。

書いてる時間があれば、考えてるほうが早い。

描いてる間に、次の展開が始まってる。

話してる間に、さっさと新たなネタが浮かんでる。

作ってる間にゃ、既に自分の中じゃ終わってる。

終わってるものなんかに興味は湧かない。



つまんない。



面白いはずなのに、くだらない。

自分で楽しくないことなんて、誰も面白くない。

はっきりいって、やってらんない。
やりたくないことなんて、やりたくない。

やりたいことが、ころころ変わる。
やりたかったことが、どうでもよくなる。

さてさて、何やりたいんだろう。
さっぱりわからない。
楽しいこと探して、やりたいこと探してみるけど、やっぱムリ。



人は無駄に、期待してくれるけど。
すごいとか、なんかやってくれるとか。
出会えてよかったとか。
無駄に、ありがたく、プラスに捉えてくれるけど。


それは何かの勘違い。
一体ドコを見てそう思ってんだろ?

何かしようとしても、言い訳探して、逃げ道探してる。
電気を消して、耳を塞いで、暗闇でガタガタ震えてる。


こんなに私はダメですよ?
期待するのはやめましょう。

あれ? さっきも言わなかったっけ?
あれ? さっきやらなかったっけ?
あれ? いつ、やったんだっけ?

あんまり覚えてない。
やったような、やってないような。

ただ、やった気になってるだけなんだか。
ただ、やったことを忘れてるんだか。
やったことと、やってないことの区別が曖昧。

誰かに聞いて、誰かに教えられて。
はたまた、その辺に転がってるやり残しの残骸見てから思い出す。

やったんだっけ? やらなかったんだっけ?
と推理しながら、自分を見つけるしかない毎日。


“自分”って、どんなだっけ?
人が教えてくれる“自分”。
自分が覚えてる“自分”。
こうあるべきで、成りたい“自分”。

自分が“自分”になるため、意識すればするほどに。


“自分”から自分が遠ざかる。


『自分は何なんでしょう?』

問えども、答えはなく。
言えども、聞く耳なく。

最低でも、最強でもない。
暴君でも、ヘタレでもない。

ただただ、ガッカリなモノが居座ってる。
どうしようもなく、どうにも出来ないガッカリが、ずっと、ずっとその場を埋めている。


『どけよ』

『消えろ』

『うんざり何だよ』


そういくら叫んでも。
いくら殴ろうと。

いくら、自傷しようと――


聞く耳持たずに、興味なさげに、視界に入れずにただ居座ってる。
自分の代わりに“ソイツ”は、そこで“自分”を演じてる。


ただただ、自分の役を演じてる。
誰も望んでない。
誰も幸せになんかになれない。
誰もがどうでもいいような、役を演じてる。





だけど、どうしようもなくガッカリな“ソイツ”は言うんだよ。








「全て計画通りじゃない?」






――あぁ。

そういや、昔ある人が言ってたな。






『心を2つに分けりゃいいんだよ。
 そうすりゃ大抵のことは割り切れるもんだ』







【何やっても何されても失敗してもガンバッてる、馬鹿なぐらい一生懸命な自分】

そして、【それを見ている冷静で冷徹な自分】


どんなにヒドい眼に会おうと。
どんなに楽しいときでも。
人に合わせて、場に合わせて。
ハメを外しすぎず、動揺せずに目的を果たせる心の分割法。

周りも自分も、その気にさせる詭弁術。

ずっと、普通に。
ずっと、自然に。
息をするように、食べるように。
当たり前のように使っていた、護身術。



ちょっとした意識の持ちようで、簡単に出来るかなり便利な生きる術。






――だけど、ある人は言ってたっけ。







『あんま使いすぎると、
 ホントに心が分かれるから気をつけとけよ?』








――もう、ソイツは止まらず、制御ができない。

狂ったように、止める気なんてさらさらなく。
どうしようもないぐらいにガッカリな計画通りを演じてるんです。

自分とソイツと、アレと、ソレ。

もう、ドレが私なんだかもうわからない。


今、こうしてる私は一体、どの“自分”何だろう?



【異常のようにシリ/めつれつ・あるモノの独白(終)】



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