2ntブログ
情報の真偽は自己責任☆
2006年08月10日 (木)
 夏ですね。夏が始まって、気づけば盆が近づいてます。みなさんお元気ですか。

私はそこそこ元気です。

さて、今回の読破物。

借りたのは前回取り上げた、マーケティングの本と同時期に借りたもの。

これまた名前で選びました。

「キャンパス セクシャル・ハラスメント 対応ガイド
 ~あなたにできること あなにがすべきこと 沼崎一郎著」

では、内容を。

セクシャルハラスメントと聞いて思い浮かべることは様々だと思います。
この本はどういったものがセクハラかを説明することから始まります。

①相手が嫌がる言動はセクハラです。
②相手を性的に扱う言動はセクハラです。
③セクハラは地位の高さ、権限の大きさ、人数の多さによる権力の乱用です。

セクハラの類型

①性的いじめ:相手の望まない言動により、屈辱感や不快感を与えること。
②性的おどし:教育上、職務上の利益を条件になんらかの性的服従を迫ること。
③性的ゆすり:性的要求に対する服従or拒否を理由として、不利益を与えること。
④性的迷惑:性的な言動、図画などにより不快感を催す環境を作ること。

また、意外なセクハラ現場は職場よりも大学であるという斬新さ。

縦社会、徒弟関係、企業に入るのが嫌いで教授になったような人たちの箱庭世界。

部屋の主の機嫌を損ねたらならば、卒業できない、論文の審査もされないかもという恐怖。部屋に呼ばれたら行かなければならないという強迫観念。

たとえ、部屋の主が口で言わなくても、彼が部屋の主である限り、力を持っている事実。

教員は、存在だけで脅威という認識をもって生徒指導を行う必要があります。

この本には、
セクハラをしないようにするための方法、
セクハラされたときへの対応、
セクハラに対する相談を受けた時の対応

などが、懇切丁寧に説明されています。

教員推薦図書に入ってませんが、この本こそ、教員たちに読ませたい。
というか、これ知らずして教員にはなれないだろうと思います。
読んでて、そのまま当てはまるケースが多々ありましたし。

もし、セクハラ被害にあってる人がいましたら、一度読んでみてはどうでしょうか。
※セクハラに興味がある人もどうぞ。

ではは。

P.S 足を踏まれた人の痛みは踏んだ人には分からない。
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